文系 未経験でシステムエンジニアになるために最低限知っておくべきこと

IT転職

こんにちは、元文系AIエンジニアのゆうです。

システムエンジニアの求人を見ると
「未経験可」や「文系・理系不問」とありますが
その裏に何を求められているのか気になりますよね…

仮に転職できたとしても
なにもスキルがない自分でもやっていけるのか
理系じゃなくても大丈夫なのか
何を準備すればいいんだ
等々…

いろいろ考えてしまうことがあるかと思います。

この記事では以下に答えます。

  • 本当に文系 未経験でシステムエンジニアになれるの?
  • 文系 未経験でシステムエンジニアになったらどんな挫折をするの?(実際に挫折中の人も参考にして頂ければ嬉しいです。)
  • 何からやればいいの?

なぜこれらの問題が解決できるかというと
私もプログラミングスキルを身に着ける目的で
文系で未経験からシステムエンジニアになったからです。

受託開発、客先常駐どちらとも経験しており、
今現在もIT企業で働いているので
意見が偏らずに最新の現状を伝えることができます。

記事の前半では「文系 未経験でもシステムエンジニアになれる理由」を説明し、
記事の後半では「文系 未経験 システムエンジニアが挫折するポイント」を具体的に解き明かし、
「システムエンジニアになるために何から手をつけていけばいいか」を解説します。

この記事を読み終えることで
文系 未経験でもシステムエンジニアになれる条件を理解し、
採用された後に直面すべき壁を早めに知り対策できるので
他の文系 未経験者よりも一歩先の行動ができるはずです。

文系で未経験でもシステムエンジニアになれるが、条件が3つほどある

3つの条件を示す人
文系で未経験でもシステムエンジニアになれる条件は3つです。

  • 自分の年齢で転職できるか客観的に分析できている
  • IT企業が文系 未経験エンジニアに対して求めていることを理解している
  • エンジニアになる目的を明確にして行動している

それでは順に追って解説していきます。

自分の年齢で転職できるか客観的に分析できている

年齢によってIT企業に関わらず、転職活動のやり方は変わります。

文系 未経験で就職したい場合、IT企業に勤めていた私の目線では

  • 20代は転職できる可能性80%
  • 30代前半は転職できる可能性60%
  • 30代後半は転職ができる可能性40%
  • 40代以降は転職ができる可能性20%
になります。

20代は
志望動機が明確なら最悪なにも勉強しないでも行けますが、
なにかしら行動はしといたほうがいいです。

30代以降は
プログラミングスクール等で言語を学び、
ポートフォリオを作っといた方がいいです。

40代以降は
採用担当者を驚かすレベルの経験やポートフォリオが必要になります。
未経験で採用されている方はいるので可能性はあります。

IT企業が文系 未経験エンジニアに対して求めていることを理解している

IT企業がなぜ、文系 未経験エンジニアを求めるかというと
人手不足だからです。
そこには未経験者を育てて、人手不足を解消したい思いがあります。
つまり、文系 未経験エンジニアに対して求めていることは「成長できる人」です。

すでにプログラミングの勉強をしていて
楽しそうに自分が何を勉強してきたかを
語る人って成長しそうな感じしませんか?

一つの例ですが伸びしろがあることをうまくアピールすれば
きっと採用担当者の心に響きます。

システムエンジニアになる目的を明確にして行動している

システムエンジニアになる目的=志望動機ですが
お金が欲しい、フリーランスになりたい、なんでもいいです。
なんとなくなりたい等でなければ大丈夫です。

理由は2点あります。

  • 志望動機が明確だと成長する見込みがあるから
  • 志望動機を説明できるのは論理的であるから

志望動機が明確だと成長する見込みがあるから

これはどこの業界でも言えることですが
志望動機が明確ではないと続かないんだろうなと判断されます。
文系 未経験者で入社しても研修の段階で辞めていく人も多いです。
志望動機を明確にして採用担当者を安心させる気持ちでいくのがベストです。

志望動機を説明できるのは論理的であるから

プログラミングは論理的に考えなければできないので
論理的思考はシステムエンジニアにとってかなり重要なポイントです。

面接のメインディッシュである志望動機すら説明できないのは
「こいつは考えられないやつだ…」となり悪い印象になります。

逆にプログラミングができなくても
あなたの志望動機を聞いている採用担当者にストレスなく理解させれば
「成長するなこいつは」と判断されます。

文系 未経験 システムエンジニアが挫折してしまう3つのポイント

挫折する人
文系 未経験者がシステムエンジニアになるにあたって
挫折するであろうポイント3つあります。
この3つのポイントを抑えておくと入社後の自分のためになります。

  • 挫折ポイント1:理系と差が出てしまう
  • 挫折ポイント2:ITの基礎知識が足りない
  • 挫折ポイント3:プログラミングができない

挫折ポイント1:理系と差が出てしまう

文系、理系共にプログラミング未経験だとしても
文系よりも理系の方が論理的思考力を使う場面が多かったはずなので
当然差が出ます。

さらにいうと
理系は大学でプログラミングを学べる機会があるので
大概の人がプログラミングに触れてます。

研修生時代、理系の人が何人かいましたが
成長度速度がはやく、教えてもらっても
何を言ってるかわからなかったです…

しかし
教育担当者は文系と理系の差をちゃんと把握しているので
気に病まなくても大丈夫なので安心してください。

だからといって
数学勉強しなくていいんだーというわけではないので注意です。
システムエンジニアになったときに
数学を応用しなければならない場面が出てくると思います。

挫折ポイント2:ITの基礎知識が足りない

ITの基礎知識とは
プログラミングの知識ではなく
専門用語やコンピュータがどのように動いているか等の知識です。

これがないとプログラミングでエラーが出た時に
何を言ってるかわからなくなったり
Googleで検索をして問題解決しようとする際に時間がかかります。

何より厄介なのが
無事エラーを解決したとしても
なぜ解決できたかを理解するのに時間がかかりすぎるので
後回しにしてしまうことです。
それが原因でプログラミングスキルを身に着けるのに
時間がかかってしまいます。

対策としては
基礎知識をつける目的で「基本情報技術者試験」の資格をとること。
本で知識をつけると今後助けになります。

挫折ポイント3:プログラミングができない

プログラミング自体が難しいです。
論理的思考が身についていたら簡単だと思いますが
そうではない人は挫折します。

プログラミングは
ひたすら仮説と検証を繰り返して考え抜くことによって
地道にスキルが上がっていくイメージです。

おそらくそんな経験をしてこなかったんじゃないでしょうか?

私はそうだったので非常に苦労しましたが
プログラミングは結果がすぐ分かるので
モチベーションは保ちやすかったです。

対策としては
プライドを捨てて素直になり
周りの分かっている人に教えてもらい
理解するまであきらめないことです。

それで一つ一つ確実に理解の点を増やせば
その点が繋がってプログラミングができるようになります。

システムエンジニアに向いている 文系 未経験者

文系 未経験者でシステムエンジニアに向いている特徴はこの3つです。

  • 知的好奇心がある
  • エンジニアになる目的がある
  • プログラミングなどの勉強を進んでできる

知的好奇心がある

お客さんの業界や仕事について
最新の技術について
常に新しいことを学び続けないといけないので
知的好奇心がある人は最高の仕事になります。

エンジニアになる目的がある

当たり前ですが人生の目的のためにエンジニアになることが含まれている人間は強いです。
多少の苦難があっても乗り切れます。

プログラミングなどの勉強を進んでできる

仮説と検証の繰り返しでプログラミングスキルは上がります。
仕事やプライベート関係なく
プログラミングしていて気になったことを片っ端から検証していける人は向いてます。

文系で未経験でもシステムエンジニアになりたい。でも何から始めたらいいの?

最短は5ステップです。

  1. 言語の選択
  2. プロゲートで概要把握
  3. プログラミングスクールで学習
  4. ポートフォリオ作成
  5. 転職活動

20代はスキル0のまま転職活動を始めてもらってもOKですが、
入ってから自分に合ってなかったと後悔するかもしれないので
5ステップすべてやっとくことをおすすめします。

言語の選択

自分でどの言語をやりたいかを決めるステップです。
AI関係はPythonで問題ないです。
SlerとかはJava案件が多いのでJavaがおすすめです。
Web系はPHPをおすすめします。
アプリ開発はSwiftをおすすめします。

プロゲートで概要把握

言語が決まったら
プロゲートというオンライン学習サービスを試してください。
ある程度無料でできますので
そこでプログラミングとはどんな感じか掴んでください。
ここで向いてないなと思ったら諦めるのも大事な選択です。

プログラミングスクールで学習

プログラミングをもっと知りたいとなったら
.proなどのプログラミングスクールで勉強していくのが一番早いです。
お金がない場合はUdemyのオンライン学習サービスをおすすめします。

ポートフォリオ作成

ポートフォリオとは実績をアピールための作品です。
おそらくプログラミングスクールで何か作らされると思うので
それをまねて自分で作ってもいいですし
新しく違うのを作るのでもOKです。

転職活動

この記事とポートフォリオを武器に採用担当者にアピールすれば転職は。
スキル0で転職活動して試しながら勉強するのもありですが
中途半端になる可能性が高いです。
もしやるなら
スキル0で転職活動することだけに集中し、
決まらなかったら勉強して再挑戦する方向がいいかと思います。

まとめ

転職の進め方が頭の中でまとまってきたでしょうか?
文系 未経験でIT業界に飛び込む不安を少しでも取り除き、対策できる手助けになれたでしょうか?
もしそうなら嬉しいです。

最後に内容を確認しておきましょう。

  • 自分の年齢にあった対策を立てて行動する
  • 転職活動は「成長できる人材」だということを自分の人生の目的を踏まえてアピールする
  • 理系との差で挫折しそうにならなくていい。会社の人間はその差を理解している。
  • プログラミングでの挫折はあるかもしれないが一つ一つ理解すればきっと乗り越えられる
  • 言語の選択→プロゲートで概要把握→プログラミングスクールで学習→ポートフォリオ作成→転職活動
  • 時間がない人はスキル0のまま転職活動してみるのもありだが、勉強しながらはおすすめしない。

新しいことを始めるのはいろいろ不安があるかもしれません。
文系からまったく関わりのない理系の職種に挑戦するんですから当然です。

でも
その壁を乗り越えたらプログラミングスキルという経験値がもらえます。
私はプログラミングを覚えてからいろいろと人生が変わりました。
一生関わっていくつもりです。

何かを変えるために行動しているあなたのことを陰ながら応援してます!