文系 未経験者がスタートアップ・ベンチャーIT企業のエンジニアになる方法

IT転職

こんにちは、元文系AIエンジニアのゆうです。

この記事では

  • 未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職する流れってどんな感じ?
  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職できたとしてもやっていけるの?
  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリット・デメリットてなに?

と疑問を抱えている方の悩みを解決します。

なぜなら私は
現在進行形でスタートアップ・ベンチャーのIT企業で仕事をしていますので
生きた情報ベースであなたに伝えることができます。
私自身も文系でまったくの未経験からプログラミングスキルを得て
スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職しました。

記事の前半では、スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職する流れ、入ってからの不安について解説していきます。
記事の後半では、スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリット・デメリットについて解説します。

この記事を読むことのメリットは以下です。

  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職する2つの方法があることを知り、準備と対策ができる
  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職すべきかどうかが明確になり、決断できる

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業を目指す前に最低限抑えておきたい予備知識

ipadを持って考える仕草
本題に入る前に
自社開発・受託開発・客先常駐の違いに関して知っておくと
理解がスムーズなので簡単に説明します。

違いを理解している方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。
理解していない方は結局ググる羽目になるのでここで知識を増やしておきましょう。

スタートアップ・ベンチャーのIT企業は
自社開発一本でやっているか受託開発+自社開発を2つやっているところが多いと思います。

Sler(システムインテグレーター)の場合は
受託開発もやってるところもありますが客先常駐がほとんどです。

客先常駐

こんなシステムを作ってほしい!というお客さんの要望をもとに開発します。
自分の会社では開発せず、お客さんの会社で開発します。
客先に常駐して開発しているので客先常駐です。

受託開発

こんなシステムを作ってほしい!というお客さんの要望をもとに開発します。
これは客先常駐と変わらないです。
ただ、自分の会社で開発します。
こんなシステムを作ってほしい!というお客さんの要望を受託して
自社で開発するので受託開発です。

自社開発

ここまできたらだいたい察しが付くかと思います。
自社開発とは
自分たちでサービスを考えて開発も自社で開発します。

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職する流れ

付箋で流れを整理
未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するには2つのパターンがあります。

  • Slerで武者修行してからスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職
  • いきなりスタートアップ・ベンチャーのIT企業に就職・転職

未経験からいきなりスタートアップ・ベンチャーパターン

未経験でいきなりスタートアップ・ベンチャーのIT企業に就職・転職に挑戦するパターンです。
人生の目的が決まっていて
20代という若さ、どうしても入りたいという熱意で採用担当者の心を動かせれば
スキル0でも成功するかもしれません。

うちの会社では熱意だけで採用されている新卒もいます。
中途採用でももとアパレル店員でバイトから始めて正社員雇用された30代の方もいるので
可能性はあります。

ただ、やりたいことや人生の目的があるのは稀だと思いますし
そういう人たちはすでに行動しているはずです。

  • .proなどのプログラミングスクール
  • Udemyのオンライン学習サービス
で力をつけてから面接等に望む方が現実的です。

未経験でスタートアップ・ベンチャーに行かず、Slerで武者修行するパターン

客先常駐メインのSlerに就職・転職して
プログラミングスキルをつけ、現場の経験値、社会的信用を得る。
それからスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職するパターンです。

こちらの方が信用されるので成功率は高いです。

IT企業で〇〇年働いたという社会的信用を使って
フリーランスに挑戦することもできます。

独学で1~2年かかる想定なら
独学ではなく武者修行してから
スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職するのがおすすめです。

私はSlerで武者修行してから
スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職しました。

Slerにもプログラミングができる人はいるので
ちゃんと教えてもらえる環境はあります。

Slerで武者修行のメリット

社会的信用が手に入る以外にも
平日毎日座ってプログラミングを勉強する習慣が簡単に身に付きます。

Slerで武者修行のデメリット

客先に気を使わないといけなかったり
プログラミング以外のドキュメント作成ばかりふられたりするので
無駄なことで時間を使われるリスクがあります。

修行というくらいなのでデメリットの方が多い反面、得られるものがでかいです。

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職する、
フリーランスになりたい等の目標があるあなたなら
大抵は乗り越えられると思います。

文系 未経験の方は下記の記事が参考になります。

文系 未経験者がスタートアップ・ベンチャーIT企業のエンジニアになる方法

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職できたとしてもついていけるの?

プログラミング教室
転職・就職したとしてもその後やっていけるか不安ですよね。

当時の私も
武者修行して十分に準備したにも関わらず
心配は尽きませんでした。

こればっかりは環境ががらりと変わるタイミングなので
避けようがないです。

ただ、少しでも楽になれるように
以下の不安について答えていきます。

  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に入社してからのギャップはあったか?
  • コミュ力いるのか?
  • スタートアップ・ベンチャーのIT企業に未経験で入れたとしても開発はついていけるのか?

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に入社してからのギャップはあったか?

ギャップは当然あります。
くまなく転職会議などの口コミなどを使って
会社の情報を調べたとしても
その溝は埋まらないと考えた方がいいです。

とはいうのも
求人情報では会社がよくみせようとしている情報で
転職の口コミでは主観的すぎる情報がほとんどだからです。

実際に私が転職したときのギャップは
社長は自分の夢を突き通して、私の夢まで共感してくれていい人だなーと思ってましたが
結構、独裁的な感じで会社をまわしてました。

でも、優秀な人が多く成長できる環境で
社長自体も芯は悪くなく、チャンスをいつでもくれる人なので
自分的には問題なかったです。

それに独裁的ということは社長さえ抑えれば
自分が好きな仕事ができるメリットもあります。(こういう感じで対策していきましょう)

なので
ギャップはありますが、そんなに落ち込まなくて大丈夫です。
ギャップがなかったらラッキー程度に考えましょう。

未経験だからこそコミュニケーション能力はいる

結論から言うと
コミュ力はいりますが、なくても人間関係がおかしくなったりしません。

会社にもよるかと思いますが
スタートアップ・ベンチャーのIT企業は
仕事ができる人が多く、人間的にも成長されてる方がほとんどです。
性格の面ではどちらかというと内向的な人が多いです。

自分の会社では理系で内向的な人が多い印象です。(文系は2~3人くらいです)
たとえ、コミュ障でも馬鹿にせず受け入れてくれる方がほとんどだと思います。
もし、そんなことでいじめられたりする雰囲気があるならすぐ辞めてください。

たとえベンチャーで希望の転職ができたとしても
あなたのいるところではありません。

ただ、コミュ力は開発でいるので自身がない人は高めるようにしときましょう。

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に未経験で入れたとしても開発についていけるのか?

大丈夫です。
スキル0で使い物にならなくても周りの優秀な人たちが助けてくれます。
そのかわりにコミュ力が必要になってきます。

未経験者に必要なコミュ力は2点です。

  • 質問的コミュ力
  • チームプレー的コミュ力

質問的コミュ力

どこが分からないか、どこでつまっているのかを説明し
積極的に質問できるかのコミュ力です。

こういったコミュニケーションができないと
成長が遅くなるので
たとえコミュ障であっても
失敗覚悟で自分なりのコミュニケーションをとってみてください。

チームプレー的コミュ力

そもそも開発はチームプレーですので
効率よく開発を進めていくにはコミュ力は必須です。
開発リーダに「いまの進捗は?」と聞かれたときに
分かりやすく状況を答え、正しく理解してもらう等のコミュ力が重要になってきます。

IT業界に全般的に言えることですが
営業したくないという理由で転職している人が多いです。
そんな人たちが元々コミュ力が高かったとは思えません。

なので
恐れずにコミュニケーションをとっていきましょう!
やらかしたとしても笑って許してくれるはずです。

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリット・デメリット

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリット・デメリットについて解説していきます。
転職一つでも人生にとって大きな決断です。
その参考になれば幸いです。

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリット

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するメリットは以下です。

  • 確実に成長できる
  • 最新の技術に触れられる
  • 0からサービスに関われる

確実に成長できる

周りに優秀な人が多い環境で仕事をすることになるので
成長が速くなります。

人間は環境に強く依存する生き物なので
それを逆手にとって自分を成長させることができます。

最新の技術に触れられる

スタートアップ・ベンチャーは
新しいことに積極的に挑戦していく企業なので
自分がやりたいと思っていることに関われるチャンスがあります。

はっきりと
社長やプロジェクトメンバーに伝えないといけませんが
いろいろまかせてもらえます。

私はディープラーニング関係(AI)の仕事を任せてもらい
いろいろ学んでいる最中です!

0からサービスに関われる

0からインフラの部分から経験できるのは大きいです。
独立してひとりでサービスをしたい場合にも役に立ちますし、
全体像が分かっていると設計、要件定義、ITコンサル等いろんな分野で応用が利きます。

未経験でスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するデメリット

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するデメリットは以下です。

  • 無茶ぶりされる可能性がある
  • 人によっては給料が低くなるかも

無茶ぶりされる可能性がある

たくさんのことを経験できる分
人が足りなくなると仕事がまわらなくなるので
突然レベルに見合っていない仕事を振られることがあります。

しかし
大抵は自分がやりたい分野でのことで振られるので
成長できるチャンスでもあります。

最悪行き詰っても
レベルが高いことをやらしているという
周りの認識があるので
ちゃんとキャッチアップしてくれます。

人によっては給料が低くなるかも

これは前の企業や職種にもよりますが
私の場合は年収はあまり変わらなかったです。
ただ、業績によって変動があるのでボーナスに差が出ます。
お金だけをみるならSlerの方がいいかもしれません。
お金をとるか成長する時間をとるかの二択です。

スキルアップしたいならスタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するべき

スタートアップ企業で騒いでいる雰囲気
独学よりも会社でプログラミングスキルを身に着ける方が圧倒的にはやいので、ぜひ挑戦して頂きたいです。(Slerでプログラミングできないとくすぶっている人もぜひ)

もう一度内容を確認しておきましょう。

スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職する方法は

  • 未経験でいきなりスタートアップ・ベンチャーに挑戦するパターン
  • 未経験でスタートアップ・ベンチャーに行かず、Slerで武者修行するパターン

があります。

未経験で入っても周りが優秀なので何かあっても大抵は切り抜けられます。
コミュ力はチームプレーや質問の際にいるので鍛えていかないといけないです。

給料が満足できなかったり、高いレベルの仕事を振られたりするかもしれませんが
確実に成長できる環境です。

個人的には
スタートアップ・ベンチャーのIT企業に転職・就職するべきか迷っているのなら
迷わずに進むべきだと思います。

ただ、人生を決めるのは私ではなくあなた自身です。
あなたが本当に思う選択ができて、その手助けができたのなら嬉しい限りです。